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淡路島が舞台の小説

wikipedia等を引用しながら淡路島が舞台の小説をまとめています。

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悪魔が来りて笛を吹く

作家:横溝正史
連載:1951年11月から1953年11月まで雑誌の宝石にて連載。
内容:密室殺人を扱った本格的小説。事件解明の為、主人公の金田一耕助が淡路島に向かうシーンがあります。
映画化:東映で1954年に片岡千恵蔵主演、1979年には西田敏行主演で映画化されています。
1979年の映画では西田敏行演ずる金田一耕助が漁船で淡路島へ一人で渡ります。
事件のカギを握る女性が尼となり淡路島に住んでいるというのです。
漁船を操る漁師を演ずるのは中村雅俊です。淡路島でのシーンは2、3分といったところです。
最初、画面いっぱいに淡路島の文字がはいります。
そして、海岸線、山肌の田んぼ、お寺、お遍路さんなどが出てきます。どれも一瞬です。
でも、どれも淡路島でロケをしたのではと思わせるものがあります。海岸線は東浦の海岸線ぽいです。
また、神戸でのシーンでは意味不明に鳴門の渦潮が写ります。
ドラマ化:5度のテレビドラマ化されています。2023年8月、NHKBSで6度目のテレビドラマ化されます。金田一耕助は吉岡秀隆が演じています。
2007年のフジテレビ系列の2時間ドラマ「金曜プレステージ」の放送では、稲垣吾郎演ずる金田一耕助が指をさして「行きましょう。淡路島へ!」と叫んでいます。
その直後、淡路島の地図がテレビ画面いっぱいに出てきます。
事件の鍵となる女性が尼になり淡路島の濱口浦(架空の村)に住んでいるらしいというのです。
このドラマの中では、やたら「淡路島」「淡路島」って言ってます。
それに淡路島の地図が何度も登場します。
漁船で明石から岩屋へ向かいます。
そして、東浦の海岸線をジープで南下、途中で山の中の尼寺に行きます。
尼寺で鍵となる女性とあったあと泊まる旅館が「あわじ屋」です。
淡路島が舞台となるシーンは13分ぐらい。ロケが淡路島で行われているかは不明です。淡路島の港のシーンは「広島県福山市鞆町鞆」の「鞆の浦」、尼寺のシーンは「静岡県駿東郡小山町上野」の「奥の沢開山堂」と言う情報もあります。


ある女人像

作家:吉屋信子
内容:戦前から戦後にかけての小説家である吉屋信子によって淡路島ゆかりの歌人である川端千枝の伝記的な小説が書かれています。

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淡路いにしえ殺人事件

作家:木谷恭介
出版:1998年、光風社より出版
内容:名警部・宮之原の推理が連続殺人の闇を裂き白日の下にさらす、書下ろし長編ミステリー。だんじり唄、淡路人形浄瑠璃がでてきます。


異郷の友人

作家:上田岳弘
内容:新潮社サイトの「異郷の友人」紹介のページには次の様に書かれています。
阪神大震災を予言し、信者を増やす淡路島の新興宗教。教祖Sはイザナキ、イザナミの国生みの地で、新たな世界創世を説いていた・・・。大注目の芥川賞候補作。
管理人談:作家の上田岳弘さんは明石市出身で、2019年には「ニムロッド」で芥川龍之介賞を受賞しています。ご両親が淡路島出身だそうです。

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遺骨

作家:内田康夫
内容:「浅見光彦シリーズ」の一作。
殺害された製薬会社の営業マンが、密かに淡路島の寺に預けていた骨壺。事件後、それを持ち去った謎の女性。取材中に被害者と出会っていた浅見光彦は、錯綜する謎の接点を求めて、童謡詩人金子みすゞゆかりの地・山口県仙崎へ向かいます。
ドラマ化:2011年にフジテレビの金曜プレステージで放送。主人公の浅見光彦は中村俊介が演じています。淡路市久野々の常隆寺でロケ。


お登勢

作家:船山馨
連載:1968年1月7日から1969年3月30日まで毎日新聞日曜版にて連載。続編は1972年6月18日から1973年6月3日北海道新聞日曜版にて連載。
内容:庚午事変と、その騒動に巻き込まれた娘・お登勢を描いた長編小説。
ドラマ化:1971年にTBSのポーラテレビ小説で第6作として放送。お登勢役は音無美紀子です。
2001年にはNHK総合の金曜時代劇で放送されました。お登勢役は沢口靖子です。撮影は淡路島、徳島などで行われています。このドラマをきっかけに洲本城跡(淡路文化史料館前)にはお登勢の銅像が建てられました。
お登勢の像
お登勢の銅像

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神苦楽島

作家:内田康夫
内容:「浅見光彦シリーズ」の一作。
神苦楽島「かぐらじま」の舞台は淡路島です。
名探偵の浅見光彦が日本神話、民俗などが絡んだ殺人事件に巻き込まれます。
ドラマ化:2015年にフジレビで「神苦楽島 国生み神話と連続殺人」として放送されています。主人公の浅見光彦は中村俊介が演じています。伊弉諾神宮、洲本城など淡路島内の多くでロケされています。

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散華

作家:高橋和己
内容:淡路島が舞台という情報があります。
調査中です。
(by.淡路島情報館 管理人)

静かな大地

作家:池澤夏樹
連載:朝日新聞に連載、2003年に単行本として初版がでています。
内容:明治時代初期、淡路島から北海道静内に入植した兄弟の物語です。アイヌの友人たちとともに成長していきます。第3回親鸞賞を受賞。
管理人談:実際の舞台は北海道と思われます。
作家の池澤夏樹さんは北海道出身の芥川賞作家で母方の祖先が淡路島からの移住者だそうです。「静かな大地」は移住者の曽祖父とその兄がモデルになった歴史的事実とフィクションを織り交ぜた物語です。

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島物語

作家:灰谷健次郎
内容:父ちゃんが「淡路島へ移住する」と言い出し一家で淡路島へ。自給自足に近い生活、ランニングとの出会い、そして阪神淡路大震災が一家を襲います。


摂氏100℃の微熱

作家:野咲あや
連載:スマホ小説・コミックサイト「E★エブリスタ」の電子書籍大賞受賞作。
内容:淡路島を舞台にしたラブストーリー。
映画化:2015年公開。監督は岡本浩一、出演は平愛梨、青柳翔。
阿万海水浴場、伊弉諾神宮、奇跡の星の植物館などでロケをしています。


瀬戸内少年野球団

作家:阿久悠
連載日:阿久悠の個人誌「月刊you」に1978年2月から1979年10月まで連載。
発行日:1979年11月5日
内容:戦後の淡路島を舞台にした野球少年の物語。1979年度下半期の直木賞候補作品。
映画化:1984年公開。監督は篠田正浩、出演は夏目雅子、渡辺謙。
ドラマ化:1993年と2016年にドラマ化。1993年版は鈴木保奈美、吉田栄作等が出演。2016年版は 武井咲、三浦貴大等が出演。
漫画化:女性漫画家の宇佐悠一郎により2012年に漫画化。


瀬戸内少年野球団 紅顔期(続・瀬戸内少年野球団 紅顔期)

作家:阿久悠
連載日:「別册文藝春秋」の151号から154号に連載。
発行日:1981年6月1日
内容:映画に、恋に、友情に、苛立つ青春の気分を、痛快にユーモラスに描く“瀬戸内少年野球団”第2弾!


瀬戸内少年野球団 最後の楽園(瀬戸内少年野球団・青春編 最後の楽園)

作家:阿久悠
連載日:「週刊宝石」の1984年4月から11月まで連載。
発行日:1984年12月20日
内容:瀬戸内の淡路島で敗戦をむかえた野球少年少女の10年後の東京での青春模様。
映画化:1987年公開。監督は篠田正浩、出演は田原俊彦、鷲尾いさ子。


蓼喰ふ虫(たでくうむし)

作家:谷崎潤一郎
連載:1928年から1929年まで東京日日新聞、大阪毎日新聞で連載。
内容:谷崎潤一郎の代表作の一つ。愛情の冷めた夫婦を中心に描いています。
主人公が人形浄瑠璃を見に行く為に淡路島へ旅をするシーンなどがあります。谷崎潤一郎自身も淡路島に何度か訪れているそうです。
映画化:2006年頃、タイのペンエーグ監督により映画化の話があったようですが、実際のところわかりません。日本では映画化はされていないようです。
ドラマ化:1963年4月にNHKで放送されています。出演は南原宏治、青山京子など。
また、1994年5月にフジテレビ「文學ト云フ事」の中で30分ドラマ化されています。出演は段田安則、緒川たまきなど。
管理人談:ネット情報によれば、小説の中には谷崎潤一郎の人形浄瑠璃への思い入れが強くでているらしいですね。
私は「蓼喰ふ虫」を読んでいません。
でも、今まで「蓼喰ふ虫」以外で人形浄瑠璃や文楽がでてくる映画や小説を何度か見たり読んだりしたことがあります。
人形浄瑠璃や文楽がでてくる映画や小説って結構多い?
人形は人が作ったものです。でも、それを動かす人間によって生き物に代わります。
歌舞伎だと、なにやら人間臭すぎます。
でも、人形浄瑠璃だからこそ、なにやら人間社会を幻想的に、そして奥行のある世界に表現できるのだと思います。
映画に人形浄瑠璃のシーンがでてくるだけで、凄く良い映画、小説に思えてきたりもします。
「蓼喰ふ虫」、絶対読みたくなりました!
そして、絶対に人形浄瑠璃を見たいと思います。

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ちいろば先生物語

作家:三浦綾子
内容:氷点などの小説で知られる三浦綾子が淡路島出身の榎本保郎の生涯を描いた作品です。榎本保郎は牧師としてアシュラム運動の普及に貢献した方です。

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釣師・釣場

作家:井伏鱒二
内容:山椒魚などの小説で知られる井伏鱒二の釣行の記録。
ネットミュージアム兵庫文学館の兵庫ゆかりの作品の記事「釣師・釣場」によれば取材旅行の最終回に洲本を訪れているようです。

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菜の花の沖

作家:司馬遼太郎
連載:1979年4月から1982年1月まで産経新聞にて連載。
内容:江戸時代の廻船商人である淡路島出身の高田屋嘉兵衛を主人公とした歴史小説。
ドラマ化:NHK放送75周年を記念で2000年12月にBSハイビジョンで放送。高田屋嘉兵衛には竹中直人、妻のおふさは鶴田真由が演じています。地元の五色町でもロケを行っています。

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ラヂオ

作家:阿久悠
内容:終戦直後の淡路島を舞台とした、少年時代を瑞々しい筆致で描く「瀬戸内少年野球団」につづく作者入魂の自伝的長篇小説です。

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